きれいな字で書かれた苦情


実家に里帰りしたときのごみ回収の体験談です。毎回、里帰りの度に断捨離をしています。日本のどこの市町村でも同じだと思いますが、燃やすごみ、燃えないごみ、飲食用缶・瓶、包装プラ、ペットボトル、紙類、布類、製品プラスチックなど細かく曜日ごとにごみ出しの区分けがされています。実家のごみ収集場所は、1週間ごとに近所の有志がごみ当番となってごみ出しルールに違反がないか厳しく管理されているエリアです。

自分の部屋だったところから大量の雑誌や本を捨てることに。ひもでなりました。紙類のごみは、ひもでくくって出すのが通常のやり方のようでしたが、面倒だったために、新聞屋さんからもらった新聞を捨てる紙袋の中に不要な雑誌や本をばんばん入れてごみとして出しました。結局、5袋分の紙袋が出ました。ごみ出し当日に、本と雑誌を収集場所にこの紙袋を重たい思いをしながら持っていきました。

ところが、次の朝、収集場所を見ると私が出した本と雑誌が入った袋は5つともそのままになっていました。曜日も時間も合っていたのにおかしいなと見てみると、非常に丁寧な文字で書かれた縦書きに書かれた、手書きの張り紙がついていました。書いている内容は、袋ではなくひもできちんとしばって出し直してくださいというものでした。細かいなとは思いましたが、あまりにも達筆な字できれいに書いてあったためこちらの方が恐縮してしまいました。仕方なく、5袋を持ち帰り、また翌週に決まった曜日に出し直しました。2回目でようやく張り紙もなくごみを持っていってもらった苦い思い出があります。

実家のようにごみ出し当番が決まっているエリアが普通かは分かりません。でも、近所の人がルールを守りゴミ出しを気持ちよくするにはこの当番制はあるのだなと思いました。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です